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秋田グリーンサービスのよもやま話~製材・集成材・CLT:建設需要の波を掴む~

みなさんこんにちは!

有限会社秋田グリーンサービス、更新担当の中西です!

 

木造は住宅一辺倒から、中大規模・非住宅・内装へと裾野が広がっています。製材・集成材・CLTそれぞれの強み/弱み/稼ぎ方を押さえ、サプライの“波”と設計の“波”を合わせるのが鍵です。

 

1) 製材:速さと多品種少量への適応 ⚙️
• 強み:リードタイム短、サイズ多様、価格競争力。
• 弱み:強度・寸法のバラツキ、乾燥・狂いの管理が難しい。
• 稼ぎ方:内装・造作向けの表面仕上げと色合わせでプレミア化。構造は機械等級化で安定受注。

 

2) 集成材(GLT/LVL):設計自由度と強度の裏付け 🧩
• 強み:E値・強度の安定、長尺・大断面、曲げ・ねじれの制御。
• 弱み:製造リードタイム、接着・含水率管理、コスト。
• 稼ぎ方:“設計段階から入る”。スパン・断面・納期・搬入制限を設計者と早期に共有し、最小断面で性能クリアの提案。端部の化粧カバーやプレカットで手間を減らす。

 

3) CLT:面材が拓く中大規模木造の世界 🧱
• 強み:面剛性・耐火の設計(被覆)・施工の速さ・省職人。
• 弱み:重量・搬入計画、音・遮音、納期調整、コスト。
• 稼ぎ方:プレカット+部材梱包+現場クレーン計画をセットで提案。施工日数短縮を金額化し、鉄骨・RCとガチで比較できる見積に。

 

4) 需要の波:補助・規制・流行に合わせる 🌊
• 公共建築・オフィス・教育・福祉施設の木質化トレンド。
• 内装制限・防火規制に合わせた仕様の引き出しを持つ(下地材・不燃化粧)。
• ゼネコン/設計事務所の“標準仕様”に自社材の型番を載せることをゴールに。

 

5) サプライの波:製造キャパと在庫戦略 📦
• 製造はバッチ。案件が重なるとリードタイムが急伸。
• 安全在庫と仮押さえの運用ルールを決め、納期遅延リスクを管理。

 

6) 施工と品質:現場の“困りごと”を先回り 🛠️
• 吊り金具・アンカーの仕様書をセットで渡す。
• 現場搬入経路・ラフターのブーム長・仮置場のサイズを図示。
• 端部の欠け防止(エッジ保護)、ビス通りのガイドを同梱。

 

7) 価格の作り方:コストではなく総価値で勝つ 💡
• 工期短縮(日数×職人単価)、仮設縮小、騒音低減、温熱・炭素の便益を見積に組み込む。
• 施主・設計・施工のKPI(工期・コスト・意匠)に合わせて“勝ち筋”を変える。

 

8) 事例:小学校の増築でCLT採用 🎒
• 課題:工期短・操業中の騒音制限・既存棟との接続。
• 提案:CLT壁・床+鉄骨フレームのハイブリッド。夜間搬入と週末建方で授業影響を最小化。
• 結果:工期▲25%、仮設▲18%、教室の木質空間で満足度◎。

 

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現場で今日からできる3つ ✅
1) 設計者向けの“木造サブミット一式”(断面表・E値・ディテール・搬入図)をテンプレ化。
2) 内装用に色合わせ見本帳を作り、ロット内の色差を見える化。
3) CLT案件の搬入・吊り計画を早期に図で提案。

 

次回の宿題 📝
• 直近1年の引合いを整理し、製材/集成/CLTのどれで受注確率が高いか“勝ち筋”を見える化する。

 


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