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みなさんこんにちは!
有限会社秋田グリーンサービス、更新担当の中西です!
木材の“良さ”は目に見えにくい。だからこそ第三者認証で「合法・持続可能・トレーサブル」であることを可視化する価値は大きいです。本回はFSC/PEFCの基本から、FM/CoCの違い、公共調達・企業のサステナ基準との接続、現場での運用とコスト、販路拡大の実例までを整理します。
1) 用語とスキームのキホン 📘
• FM(Forest Management):森林管理の適正さを認証。施業・生物多様性・地域との合意・労働安全などが審査対象。
• CoC(Chain of Custody):産地から最終製品まで、認証材が混ざらずに(あるいは按分ルールで)流れていることを証明する仕組み。製材・流通・加工・販売の各段で必要。
• FSCとPEFC:国際的に広く通用する2大スキーム。どちらが“良い”ではなく、得意市場や既存パートナーに合わせて選定・併用を検討。
2) 認証の経済価値:単なる“お墨付き”ではない 💴➡️🏷️
• 入札・商談へのパスポート:公共調達・大手デベロッパ・量販店で、認証や合法性確認が最低条件になりつつある。
• 価格プレミアム:単価上乗せだけでなく、継続取引・棚確保・返品率低下という“見えない利益”が効く。
• リスク低減:違法伐採・人権・労安・環境のレピュテーションリスクを低減。損害回避は利益に等しい。
3) 現場運用:紙ではなく“仕組み”で回す 🔁
• 識別:認証材は色タグ/スタンプ/QRで識別。非認証材と置場を分ける。
• 記録:出荷伝票・受入検収で認証IDと数量(m³/本数)をひも付け。写真台帳で証跡を残す。
• 棚卸:月次で認証材の在庫照合。差異が出たら原因→対策を即日記録。
• 教育:ラベルの使い方・表示ルール(ロゴサイズ・文言)を1枚のルール表に。
4) 取得コストと回収シナリオ 📈
• 初期費用:審査・マニュアル整備・表示資材・教育。
• 運用費:棚卸・記録・ラベル・年次審査対応。
• 回収:①新規販路の獲得(営業)②既存顧客の離反防止③見積での加点④ESG評価による金融・補助の優遇。
5) 調達・規制との接続 🌐
• 公共調達:合法性確認・持続可能性の証明として認証が最もわかりやすい手段。
• 企業方針:ゼロデフォレ・人権デューディリジェンス等の要件にCoC文書がそのまま流用可能。
• 越境リスク:各国の規制は合法性・トレーサビリティを重視。後追い対応ではなく“最初から認証”が結局安い。
6) 表示とコミュニケーション 🗣️
• ロゴ使用:サイズ・余白・使用箇所にルールあり。誤表示は重大リスク。
• B2B資料:認証番号・対象範囲・更新日・証跡フロー図を1ページにまとめ、営業が即提出できる形にする。
• B2C:ストーリー(森→製品→暮らし)と地域性の訴求で“同じ木でも買う理由”を作る。
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現場で今日からできる3つ ✅
1) 認証材の置場の二分割(認証/非認証)を即日実行。
2) 出荷伝票に認証ID欄を追加し、写真台帳と紐付け。
3) 営業用の1ページ説明資料を作る(番号・範囲・更新日)。
次回の宿題 📝
• 既存顧客10社を選び、認証の要否と将来方針をヒアリングシートで把握。
林業は、私たち一人ひとりの暮らしや社会、そして未来の地球に寄り添い続けてくれる存在です。
これからも、“森のちから”を信じて、地域と共に、地球と共に歩む林業を応援していきましょう!
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