-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー
みなさんこんにちは!
有限会社秋田グリーンサービス、更新担当の中西です!
同じ木でも、等級・含水率・寸法精度・表面品質で値段は数割変わります。本回はJAS等級の考え方、目視等級と機械等級、乾燥(KD/AD/SD)の違い、狂い・割れ対策、そして単価を上げるための現場ルールを体系化します。
1) 等級の考え方:強度・見映え・用途 🎯
• 目視等級:節・割れ・曲がり・年輪幅など外観から判定。内装・造作・意匠で効く。
• 機械等級(ヤング係数):E値で表現。構造用では強度の裏付けとして需要が強い。
• 用途別の要点:構造材=強度・含水率・寸法安定/内装材=色味・木目・節の表情・表面仕上げ。
2) 乾燥:含水率は“寸法精度と不具合率”を決める 💧➡️📐
• AD(天然乾燥):コスト低、風合い良、だが時間がかかりバラツキ大。
• KD(人工乾燥):短期で狙いの含水率に。内部割れや表面割れの管理がカギ。再湿平衡も計算に入れる。
• SD(表面乾燥/低温):色や香りを活かしたい内装用途で有効。
• 現場目安:構造材は含水率15%前後(用途・規格による)、内装は10〜12%を目標に。気候帯・施工時期で再吸湿を想定。
3) 歩留まりと外観:等級を“設計する” ✨
• 丸太の材取りで節の出方が決まる。芯持ち/芯去り、柾目/板目の使い分け。
• 表面加工(超仕上・プレーナー・サンディング)と面取りで内装単価が数%上がる。
• 色合わせ:ロット内で色差を測定し、色ムラ返品を予防。
4) 寸法と狂い:納品後のトラブルを0へ 🧰
• 寸法許容差を明文化し、納入前にゲージで全数チェック。
• 狂い(反り・ねじれ・曲がり)は乾燥プロファイルと桟積みで抑制。出荷時の梱包圧も有効。
• 端割れ:エンドシール・端面テープで防止。たった数十円でクレーム減。
5) JAS表示とロット管理 🏷️
• 表示ルール:等級・含水率区分・寸法・樹種・生産者番号。
• ロット:出荷書・ラベル・写真台帳・試験記録を一意にひも付け。
• トレーサビリティ:現場から施工現場までQRで追えるように。
6) 単価を上げるための“提案営業” 🗣️
• 設計者・施工者に含水率と狂いのリスクを定量で提示し、KDや機械等級の価値を“コスト差<手戻り損失”で説明。
• 施主向けには色・手触り・香りなど感性価値を言語化。写真と実サンプルが最強。
7) 品質保証:数値で語る 📊
• 抜取検査:含水率(ピン式/電磁式)、曲げ試験、外観基準。
• 不良率KPI:ロット不良率、返品率、納入遅延率。月次レビューで再発防止。
________________________________________
現場で今日からできる3つ ✅
1) 出荷前に含水率10本抜き取りをルール化。
2) 寸法許容差ゲージと端割れ対策(エンドシール)を標準に。
3) ロットQRで写真台帳と検査記録をリンク。
次回の宿題 📝
• 主力サイズ3種について、KD/ADの歩留まりとクレーム率を比較する表を作る。
林業は、私たち一人ひとりの暮らしや社会、そして未来の地球に寄り添い続けてくれる存在です。
これからも、“森のちから”を信じて、地域と共に、地球と共に歩む林業を応援していきましょう!
![]()